鮎正宗という酒名は、昭和の初めに蔵元に程近く保養地として有名な妙高高原町の赤倉に滞在された京都伏見の若宮博義殿下から、この地で鮎釣りをした際に命名していただいたものです。
鮎正宗のある妙高市猿橋地区は新潟県でも有数な豪雪の地であり、寒仕込みの頃には2メートルを越す深雪の中にすっぽりと包まれ、あたり一面雪に覆われた景色になります。
酒の原料となる湧き水は、今も蔵の下からこんこんと音を立て湧き出ており、毎時6トンの水量を誇ります。
蔵元に寄り添う山の地下深くより自然に湧き上がる伏流水です。
大自然に育まれた湧き水が生み出す酒は、やわらかな口当たりで、さらりとした甘さを感じながら飲んでいるうちに甘さがすっと消えていきます。
こうした自然環境の中で、県内産の選び抜いた米と確かな杜氏の技で生まれた「鮎正宗」。
雪と水に恵まれた清らかな山峡で、蔵人が心を込めて酒造りに取り組んでいます。
夏の純米酒「鮎正宗」は、暑い日も日本酒を…というテーマで仕込み方法を工夫して造られました。
今年の夏の純米酒は、酒米「たかね錦」で仕込みました。
精米歩合65%にして米の旨みを引き出し、芳醇にしてさらりと綺麗な酒質に仕上がっています。
やわらかい飲み口の後に、ふくよかに広がる味わいをお楽しみください。
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